第4回『このラノ』大賞 2次選考通過作品詳細

『アルジェントの輝き』 霜月セイ


評価コメント(1)

 記憶の欠片が蘇る際の描写などに、かなりの巧さを感じさせます。日本人にはあまり馴染みのないイタリアンマフィアを扱った作品ですが、説明もくどくない程度にはきちんとなされています。個々のメンバーの描き分けもしっかりしていて、親しみが持てるようになっているところが高く評価できます。

評価コメント(2)

 構成がきちんとできており、読者に作品への興味を持たせる起、物語の設定などを徐々に開示していく承、それから転結への流れにも無理がなく、ストーリーの盛り上げ方は非常にうまいです。登場する主要なキャラはいずれもきちんと立っており無駄がなく、それぞれに見せ場が用意され各自掘り下げられた描写があるのも良いです。設定の説明にも無理がありません。


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