• 『バールのようなもの』 結城凛
  • 「バールのようなもの」になりたいと語る「俺」。「俺」は、その意味するところを明らかにするため、中学2年のときに出会ったバールのような女、バー子の話を始める。
  • 評価コメント
  • キーフレーズ「バールのようなもの」の強迫的な反復がリズム感を生み出す序盤のグルーヴ感、前半は無鉄砲、中盤は無気力で、共感するには極端な主人公像に、小説を統御しようという強烈な作家の意思やベクトル感覚を感じさせます。決して心地よくはない作品世界にもかかわらず、先を読ませる力は高く評価できます。
 
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