第5回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『二流魔法使いの奴隷』 迷路照影

 千代田秀才は「主人公系」の男子。勉強でもスポーツでも、努力が実りやすい優秀な人間だった。ある日、クラスの中でも印象に残らない鬱乃宮龍馬に魅力を感じ、友人になろうと将棋勝負をもちかけるが……。

評価コメント

 ライトノベルらしさがあり楽しく読みました。キャラクターそれぞれに魅力があるのも良いですね。また、秀才と鬱乃宮の心が近づいていく様子が丁寧に描かれてるのも好印象です。文章には独特のリズムがあり、好感が持てます。ただ、筆がすべってしまってる箇所も多く、ダレてしまっているのがもったいないです。文章はもっとうまくなれるはずです。全体に独特の雰囲気があり、得難い個性を感じます。これは計算では出せないものです。この個性を武器にするためにも、物語作りの基礎を学んで、より良い作品を生み出してください。
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