第1回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『名前のない悪魔と白き魔女』 関根麻希子

 義母の命令でやってきたのは呪われた城!? 昼夜で性格が一変する執事のポテトや手首だけの侍女などおかしな住人たちに囲まれて、ひたすら前向きな少女セリスの城主生活が始まった。


評価コメント

 キャラクターの性格がわかりやすく、すらすらと楽しめます。特に主人公セリスの性格がいい。ひしめく手首たちに失神しつつも城主を引き受ける前向きさ、カビたパンさえ大事にする苦労人さ。読者に好感を持たれるキャラクターとして良く描けています。また、人物の感情と物語がうまくまとめられているのも高評価です。

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