第1回『このラノ』大賞 2次選考通過作品詳細

『そして英雄は終焉を迎える』 gigant


評価コメント(1)

 クライマックスの盛り上がりがとてもストレートで気持ちよかった。最終決戦では、登場キャラ全員がきちんと活躍しているし、設定も効果的に活用されています。
 「英雄」崇拝(およびその一人にすべてを背負わせる、周囲の責任回避)の状況に翻弄されてきた「英雄の息子」と現「英雄」がそのくびきを解き放つという、キャラクターとテーマがぴたりと合致した書き方がとても良い。
 魔法の概念や、怪物は魔法のバグとして発生するという扱い方も面白かったです。

評価コメント(2)

 なめらかに練り込まれ、ごく自然にストーリーラインへからめられた「魔法」設定に感心させられました。世界観の構築、という部分で非常に完成度の高い作品になっていると思います。


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