第5回『このラノ』大賞 受賞作品詳細

第5回『このラノ』大賞 / 栗山千明賞

『【急募】賢者一名(勤務時間は応相談)勇者を送り迎えするだけのカンタンなお仕事です』 加藤雅利

(応募時タイトル:『勇者は口数がそんなに多くない傾向にあるのか』)
作者プロフィール
加藤雅利(かとう・まさとし)
 東北出身の昭和六十年生まれ、二十九才。仙台高専などを卒業後、IT系企業で働いておりました。ライトノベルを書くことになったのは、やはりゲームクリエイターになろうとしていたのが原因か。

あらすじ

 何の変哲もない退屈な日常。その陰で、「勇者」と呼ばれる存在は、密かに活動を続けている。人類の平和を脅かすべく魔界からゲートを開いてやってくる魔物たちを、人知れず退治しているのだ。これは、「賢者」の血筋に生まれたがゆえに、ちょうど同じクラスにいた女子高生勇者のサポートをすることになった、一人の平凡な男子高校生の物語である――。

受賞コメント

 はじめまして、加藤雅利と申します。栗山千明賞をいただきました。『このライトノベルがすごい!大賞』に投稿したきっかけが、遠藤浅利先生の著書を読んだことであり、先生と同じ賞に選出されて幸せです。この度、賞の開催および審査や、作品を世に出すことにつきまして、関係者の皆様、誠にありがとうございました。また文章作法について、前の職場でご指導して頂いた上司や先輩の皆様にも、この場をお借りして感謝させていただきたく。