大賞賞金500万円、金賞200万円、優秀賞100万円! 第5回『このライトノベルがすごい!』大賞選考結果発表!
第1回『このラノ』大賞 受賞作品詳細
第1回『このラノ』大賞 / 金賞
『僕たちは監視されている』里田 和登(さとだ・かずと)
(応募時タイトル&筆名:「僕たちは、監視されている」里野 修平)作者プロフィール
東京都在住。体調を崩したことをきっかけに、去年から小説を書き始める。ここ数年で、食に対する喜びに目覚め、エンゲル係数が酷いことに。徒歩15分圏内にある7軒のカレー処が、我が人生の全てです。あらすじ
「IPI症候群<クローラ>」と呼ばれる原因不明の病気が蔓延する社会。この病は禁断症状に陥ると自傷他害の恐れがある深刻なものだった。患者数増加が社会問題になる中で、政府は現状最も効果的な治療法「IPI配信者<コンテンツ>」の採用に踏み切る――<コンテンツ>のひとり小日向祭は、自活しながら日々騒がしい高校生活を送っていた。そこに、同じく<コンテンツ>であるテラノ・ユイガが転校してきて……。受賞コメント
自分は子供の頃から物語を空想するのが好きでした。漠然と「いつかウェブサイトでも作って、ひらがなだらけの寓話をこつこつ書きたいなあ」と思いつつ労働に励んでいました。長編小説を書き始めたのは、体を壊したことがきっかけです。この話は、二度目の落選が発覚し「やっぱりプロは難しいんだな……」と思っていたときに、なんとか自分を奮い立たせて書き始めたものです。受賞の知らせをいただいた時は、信じられない気持ちでした。
僕の拙い文章に可能性を見いだしてくださった選考員の皆様、編集者の皆様、本当にありがとうございます。人との付き合いが大の苦手で、人間的に出来ていない部分が多い自分ですが、作品を書き続けることで恩返しをしていきたいです。良質なエンターテインメント作品をたくさん生み出していけるよう精進して参ります。
最終選考委員選評
→ 勝木弘喜(ライトノベル・フェスティバル初代実行委員長)→ 極楽トンボ(評論家、HP「まいじゃー推進委員会!」管理人)
→ タニグチリウイチ(書評家)
→ 工藤淳(「まんが王八王子店」小説担当)
→ 丸山晋司(「コミックとらのあな」)
→ 特別選考委員栗山千明さん選評はこちら