第2回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『白い黒と黒い白』 道化童子

 カドメ王国に存在する魔法学園では、黒魔法と白魔法で学科が分かれており、お互いの仲も険悪な状態だった。主人公のナスカは黒魔法の火属性を得意とする学生だが、わけあって白魔法の水属性を専攻としていた。そんなある日、ナスカは自分とは逆に黒魔法学科にいながら白魔法の水属性を得意とする少女シェリンと出会い、お互いの魔法を勉強することになる。ちょうど学科合同の演習授業を控えていた2人は幼馴染や友人らと共に同じチームに入り、互いの魔法を代わりに使うことで授業を乗り切ろうとする。

評価コメント

 火・水・風・雷・光といったそれぞれの属性を使いこなす主人公やヒロインたちの性格や動機付けがしっかりとされていることで、キャラクターが魅力的に描かれています。繰り広げられる会話もテンポがよく、思わずクスリとしてしまいました。男子が1人に女子が4人という一見ハーレムもののようなチームメンバーですが、ほどよいさじ加減で萌え要素を加えている部分も評価します。

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