第2回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『オカルト部へようこそ』 鹿島カズユキ

 高校1年生の下川は、母親のように彼を庇護する幼馴染・神園愛との関係性に「恥ずかしさ」を感じていた。彼は「オカルト部」への仮入部をきっかけに、「一人前の男」を目指して彼女と対等に付き合えるようになることを目指す。少しずつ2人の関係性は変化していくが、果たして「母子関係」から彼は脱却できるのか……。

評価コメント

 主役カップルが親しみのもてるキャラクター造形で、読んでいてほのぼのできました。2人の恋愛の進展と事件やイベントがしっかり関連していて、乖離していないところがよかったです。各キャラクターの心理の流れに無理がなく、また丁寧に描写しているところも高得点です。

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