第2回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『フラグ立てのガイドライン』　小野田真也

　トラックにはねられた少女・時子の父は、娘を救おうとして事象操作を行い、その結果、娘は助かるが、操作の反動によって自分の命を落とす。そのおかげで無事回復した娘の時子。父から事象操作の能力を継承されていた彼女は、「フラグマスター」としての道を歩み始める。

評価コメント

　題材として人気が高い事象操作によって枝分かれしていくという世界設定。こういったフラグという設定は、ゲーム世代にとっては大変興味深いものといえます。時子が鈴木をだし抜くシーンの仕掛けは、非常にうまくできていて最後まで予想がつきませんでした。

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