第2回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『魔王カシズキテム勇者』 YR

 勇者の四代目・シャールは、人類の平和のため、魔族の王と“外交”を行うことを思いつく。武力による争いに終止符をうつべく、「人類の文化をプレゼン」するため、魔王の城に向かうシャール。幼馴染の絵描きヨハネスを伴い、危険をかいくぐり訪れた魔王殿にいたのは、美しき魔王だった。

評価コメント

 ライトノベルらしい展開と“軽ろみ”で、心地よく読めました。キャラクターはオーソドックスな配置ですが、それぞれに工夫をこらした台詞が用意され、好感が持てました。特に、シスター・アンジェリカとグラーシャの台詞回しが楽しかったです。“キャラが立って”いる上に、キャラクター同士の関係性も行動・台詞に反映されているため、十分に楽しむことができました。

一覧に戻る