第2回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『B級少女』 遠藤浅蜊

 老若男女問わず外見的には人間の美少女にしか見えない生物「美少女」が、人類と共存する世界。全「美少女」事業の民営化にともない、「美少女」の父親を持つ「準美少女」の雄介は、簡易美少女局で働くこととなる。これを良いことに所属する漫画研究会で「美少女」メイド喫茶の出店を計画するが…。

評価コメント

 老いも若きも男も女も萌え萌えした容姿の「美少女」という種族が素晴らしい。女の子を何人出しても無理なく美少女にすることが可能というのは、ライトノベルとして夢のような設定です。それが設定倒れにならず、物語にしっかりとリンクしているのに上手さを感じさせられました。何か含んだところのある雄介の語りも楽しく、「美少女」の中身が中年のオヤジだったり高齢の爺だったりというギャップも笑えます。メイド喫茶の立ち上げや生真面目な監査役の登場など事態は混沌と進みながら、ラストはバトルものになだれ込んで収束し、あっと驚くサプライズまで用意されていたのも見事でした。

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