第2回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細

『ロゴスブレイク』　福井岳士

　記憶を失くした主人公は、「天蓋」というフタが空を塞いだ不思議な世界で目を覚ます。そこにはロゴスと呼ばれるものたちが存在しており、ロゴスたちは自分が「世界の真理」となることを目指している。そんな中、主人公は偶然、おちこぼれの“論理のロゴス”と出逢い、この世界と関わっていくことになった。

評価コメント

　「キャラクターを立てる」という、ライトノベルの大前提にして大ハードルを思い切り飛び越すキャラ作りが素晴しい！　それを助け、次の行を読ませてしまう軽妙な文章運びも秀逸で、“ザ・ライトノベル”というべき風格を見せてくれた作品でした。

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