大賞賞金500万円、金賞200万円、優秀賞100万円! 第5回『このライトノベルがすごい!』大賞選考結果発表!
第2回『このラノ』大賞 1次選考通過作品詳細
『絶望的に迷子』 瀬戸うつみ
文化祭実行委員に選ばれた主人公は、学級委員長の「委員長氏」、無口で大人しい「小原」とともに、中学時代最後のイベントへ向けて準備を進めていた。そのなかで、買い出しに出て迷った「小原」を探すうち、彼女の特殊能力を知ってしまう。評価コメント
主人公の「俺」、才色兼備の「委員長氏」、そして物静かな少女「小原」。物語の中心となる魅力的な3人のキャラクターが、個性的ながらも等身大の中学生としてのリアリティを持ち、生き生きと描かれています。進路などで心揺れる、思春期真っ只中にある彼ら彼女たちの考えや行動は、多くの人の共感を呼べそうです。作品のテーマを決して説教臭く伝えないところにも、技術的な巧みさがみてとれます。読後感も爽やかで、筆者の実力に高い将来性を感じました。→ 一覧に戻る